扁平足におすすめのトレーニング
- k.i
- 2022年11月14日
- 読了時間: 3分
更新日:8月28日
扁平足は「形」よりも「機能」
内在筋の弱化:母趾外転筋・短趾屈筋などがサボる
足関節のコントロール低下:距骨が前内側へ滑り、踵が内側へ倒れる
ふくらはぎの硬さ:アキレス腱/ヒラメ筋の張りで踵が早く浮き、前足部へ過負荷
生活要因:長時間の立ち仕事、合わない靴、運動不足
だからこそ、**環境(靴)×セルフケア(可動)×トレーニング(筋と使い方)**の3本柱でアーチを“機能的”に回復させます。
まずは簡易セルフチェック(記録して変化を見よう)
濡れ足跡チェック:足跡の内側に広い濃い面が出る→扁平傾向
片脚カーフレイズ10回:踵が内側に倒れず、母趾球が最後まで床を押せるか
Navicular Drop(舟状骨の落ち込み):立位で土踏まずの最も低い骨の落差が大きければ過回内傾向
疲労スケール:0〜10で歩行後のだるさを記録(2週間ごとに比較)
今日からできる3本柱
① 環境:靴の履き方
トゥボックス広め+紐靴。最後の2穴でヒールロック結びにし踵を固定
つま先が反り上がりすぎない靴(前足部へ荷重が流れにくい)
② セルフケア:可動域を戻す(毎日3〜5分)
足の甲のストレッチ(MP関節ストレッチ)
ふくらはぎストレッチ(膝伸ばし/曲げ)壁押しで30秒×各2。ヒラメ筋まで丁寧に
中足部の「ひらき」前足部を両手で軽く横に広げる→戻す×15回(横アーチを思い出させる)
③ トレーニング:フロッグハンドで“土踏まずを支える指”を再教育
A. トゥーエクステンション
フロッグハンドを装着し、足指を遠くに伸ばしながら最後に指先で握る



B. MP関節の伸展→屈曲ドリル
親指腹で軽く握る
連続10回×2セット
NG:指先だけで曲げる(付け根が動かない)



C. 短母趾屈筋&足底短筋群の筋持久力
フロッグハンドを抵抗に、片足立ち
5秒×10回×2セット
D. スネの筋肉(前脛骨筋)トレーニング
「踵 → 小趾球 → 母趾球 → 親指腹」の順で静かに体重を送る意識で20歩×2


E. 歩行ドリル(応用)
「踵 → 小趾球 → 母趾球 → 親指腹」の順で静かに体重を送る意識で20歩×2
痛みの目安:0〜10で3未満の範囲で。超える日はセルフケア中心に。
4週間プログラム(1日10分)
Week1|可動の回復
セルフケア①②③(毎日)+A(毎日)
記録:カーフレイズのフォーム動画と疲労スケール
Week2|アーチの学習
A+B+Cを隔日で計3〜4セット/日
歩行ドリルEを追加(1日2回)
Week3|筋持久力×バランス
B+C+Dを各2セット、片脚Cに挑戦
Week4|実践統合
通勤・買い物の最初の5分だけ“意識歩行”
週合計で40〜60分の歩行を目安に。セルフチェックを更新
症状ステージ別のコツ
軽度:短時間×高頻度(朝夕5分)。靴の見直しだけで体感が出やすい
中等度:中敷きは“運動前後の補助”として。A、B→Cの順で確実に
小児の柔らかい扁平足:痛みがなければまずはA、Bと外遊びでOK(個別差あり)
痛み・腫れが強い/外反母趾を合併:専門家に相談し、無痛範囲のケアを優先
よくあるNG
指先で強く握る“グー足”(土踏まずは上がるが、足趾付け根が動いていない)
つま先が細いスリッパ・踵が抜けるサンダルの長時間使用
中敷きやテーピング“だけ”に頼る(運動とセットが基本)
まとめ
扁平足は「土踏まずを作る」よりも「支え続けられる使い方」を身につけるのが近道。フロッグハンドは、母趾球→親指腹で床を押す感覚を安全に学びやすく、毎日の短時間トレに最適です。まずは1日10分×4週間、三点支持+可動+フロッグハンドで“ラクに歩ける足”へ。
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